『ソフィアの正餐会』/茅田砂胡 | 空っぽの時間

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本の感想や日常の記憶

++迷い人のモノローグ



茅田 砂胡
ソフィアの正餐会―クラッシュ・ブレイズ

「転校してみようと思うの」

超お嬢様学校で起きた、お嬢様失踪事件。
見つかった13歳の少女は、精神崩壊を起こしていて、しかも妊娠が判明した。
いったい彼女に何が起こったのか。
調査を依頼されたルウは、お嬢様学校「聖ソフィア学園」へ向かう。

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学園物をしたいんだなぁって趣旨は分かる。うん。
しかしこれ、「スペシャリスト~」の時も思ったけど、妊娠の状況がありえないと強調し、その謎に期待させといて、オチがいまいちです。
つーか、もうバレバレ。
それと最近、薀蓄が長い。今回は同性愛についての会話が、どうもいつものパターンらしく思えたのでした。

読んだ後、おもしろくないなと思うのに、1日で全部読めてしまう。
その読みやすさには感服します。やっぱ、キャラクターが好きだからかなぁ。