雪乃 紗衣
彩雲国物語―花は紫宮に咲く
第3弾。
王様のがんばりで法制度が整い、初の女性官吏として採用が決定された秀麗。
しかも成績が第3位と、異例のことに、驚きずくめの朝廷。そして、村の人も秀麗の出世にとまどい、気持ちが離れてしまって…。
前途多難なまま、朝廷に単身乗り込む秀麗だが、上司の新人いびりや、同僚の嫌がらせなどを受けつつ、しかも王様の求愛まで受けつつ、根性で乗り切っていくのだった。
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仕事量のすごさと、それに立ち向かう秀麗には、大変応援してやりたくなる気持ちでいっぱいなのですが、なんなんだあの朝廷の官吏の嫌がらせは…あんた子供ですかといいたくなるくらいあきれます。
つーか、あんなのが国家公務員だったら、国つぶれます(^^;
まぁ、幹部が優秀ならそれでいいのだろうか…本の中ではね。
陰謀(?)の裏にいた悪役も、ちょっと単純すぎて悲しい。
でも、どんどん上手くなってますよね。文章も読みやすくて、やはり会話が楽しいので、気持ちよく読めてしまいます。
次は舞台が違う場所に移るので、新しい登場人物も楽しみです。