空っぽの時間

空っぽの時間

本の感想や日常の記憶

++迷い人のモノローグ

更新は…休止中です。どうもすいません。

余裕ができたら再開したいです。

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チワワが家にやってきた―犬初心者の予想外 (ダ・ヴィンチブックス)/ほしの ゆみ

¥924
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エッセイ風のコミックです。
チワワを初めて飼う著者の体験をつづった本で、私もチワワを飼っているので共感できるかと思っていたのですが、予想外に違った奮闘ぶりになってました。
まぁ、犬種というより、その犬の性格でしょうね。チワワでもいろんなワンちゃんがいます。そう思って読むと、いろんな苦労があるんだなぁと思える一冊。
個人的には、「ちょっとお金かけすぎだなぁ」とか「甘やかしすぎだなぁ」って思ってしまったけど。あんなに食べ物に苦労するくらいデリケートな犬もいるのかとびっくりでした。まぁ、所詮は誰でも親ばか…ってことです。
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない/黒井勇人

¥1,470
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映画にもなっている有名なタイトルですが、某スレッドのタイトルとは知りませんでした。

出だしを立ち読みしていたら、ちょっと笑える物語の運び方で、うまいな~と思い、最後まで読んでみることに。
大変面白かったです。仕事や人間関係で苦労されている方ならかならず「あるある」と思えるネタから、そのぶっとんだ会社に「すごすぎる…」と主人公(マ男くん)を応援したくなる場面まで、読んでいて楽しい。文の運び方が上手なんでしょうね。プログラムのことは良くわからなくても、読めてしまいます。
走れ!T校バスケット部/松崎 洋

¥1,470
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帯の文が目をひき、いつか読んでみたいと思っていた作品。

…思ったより、児童文学でした。
文体が幼い…のかな。読みやすくて、かえって読みにくい感じ。
小説より、脚本に近いのかな。

話は、主人公がバスケを通して挫折し、その心の傷をバスケットを通して克服する物語。
そこが中心だと読めますが、正直周りの変化は薄いので、終わってみるとそれだけだった気がして仕方ない。それすらも、試合に負けてたらどうなってたんだろうと、不安定な部分もあるので、もうちょっと立ち向かっていく姿を見せて欲しかったです。

あと、バスケはどんなに並外れて体格のいい選手がいたとしても、その選手が走れないなら、まずそのチームに負けるってことはないですよ…。私も元バスケ部なので、それは納得できません。ファンタジーになってしまっています。残念。



宮部 みゆき
ドリームバスター〈3〉

なにやら、ものすごくSFチックになってきて、かなり難しい話になってきました。
時間という概念に関する会話は、シェン以上にさっぱりです(^^;

今回は、現実世界も途中で、シェンたちの住むテーラへと話が切り替わり、またさらに別の空間で、気になるところで終わっています。しかも、いよいよ母親と対決か?という思わせぶりだし…続きはどうまとめてくれるんでしょう。
どの登場人物もその後が気になってしまう展開です。
次が楽しみ。



福山 リョウコ
悩殺ジャンキー 8 (8)


モデルとして活動している中学生のナカちゃんは、笑顔が凶悪な顔になってしまうという欠点を持つ女の子。
同じモデルで、愛らしい笑顔をふりまくウミちゃんを尊敬しているが、ある日ウミの秘密を知ってしまって…という、かなりおきまりの展開で進む恋愛ストーリーです。
高校生でカメラマンの堤くんが三角関係に入ってきて、2人をかき回します。その辺りもお決まりですね(笑)。
いろいろと突っ込みどころは満載ですが、ファッションがセンスがあって良いし、時おり見せるナカちゃんのショットはとても可愛いです。
恋愛関係もじれったいところが可愛らしい…のだと思います(笑)。ウミがへたれなだけですが。

8巻は、頑張るナカが最後に見せた笑顔がとても良いです。これからライバルとして自立していくナカが楽しみになれる1冊。
今日は小掃除。
男の部屋に間違われる私の部屋ですが、意外とぬいぐるみが出てきて驚いたよ…。いっぱい埃をかぶっておりました。
トトロは、掃除のしがいがありました(笑)。
あまり片付かなかったけど、まぁいいです。気分気分。


年間総括ということで。
「本編」。
2006年は、
買った本:約108冊(内漫画54冊、ラノベ44冊)。
買った雑誌:約23冊
借りた本:約57冊(図書館&友人から)。
総合計:約188冊。でした。

今年の傾向は、男性向けラノベを読んでみたことかなぁ。
「ハルヒ」を2冊で挫折、「バッカーノ」は5冊くらいでとりあえず休止、「マルドゥック~」はすごく良かった。
他は、後半に「彩雲国~」を一気に読んだ。これも読みやすくて楽しかったです。まだ全部読んでないけどね(笑)。
「マリみて」も順調に読書中。
今はラノベで特に開拓したいと思っているのはないのだけど、オススメがあれば教えて欲しいものです。
今年は、コラリーも、クラッシュブレイズも低迷で、来年は、女神伝くらいしか楽しみなのがないのが悲しいのです。

ミステリーは、開拓分野なかったなぁ。
あ、雫井さんが良かった。「犯人に告ぐ」と「クローズドノート」。
「邪魅」読んでないよ…これは年越し。

最後に。
私的今年読んだベストヒット

書籍
*クローズド・ノート/雫井脩介
*マルドゥック・スクランブル/冲方丁
*彩雲国物語/雪乃紗衣

漫画
*該当なし


小林 よしのり
小林よしのり 目の玉日記

[出版社内容紹介]
世にも珍しいエンターテインメント闘病記
ある日、漫画家・小林よしのりの眼を白内障が襲った。徐々に見えなくなる日々、自己決定を理由に手術の先延ばしをする眼科医……。やがて右目が見えなくなった。それでも、漫画家にとって視力を失う恐怖に駆られながら、点眼薬で執筆を続ける日々。しかし、ついに両眼が見えなくなり、緊急入院することに……。手術は実はなんてことなかった。部分麻酔でレンズが入れられると突然視界が開ける。きっちりとした輪郭、原色で飛び込んでくる景色に作者が新しく見たものは何だったのか? ユーモア溢れる闘病記にして小林よしのり"新開眼"第一作。オール描き下ろしで発刊!


闘病記…なのに、なぜかかなり笑えた作品。すいません、身をよじるほど笑ってしまった。
すごくコミカルに書いてあるから、読みやすいです。
失明のおそれがあるまで深刻なのに、ナゼにあんなにユーモアを交えて表現できるのでしょう。また、ほとんど見えない中での病院生活でも、詳細な表現なのがすごい!
ペンに力を持つ人の、すばらしさを感じます。

あと、白内障に詳しくなります(笑)。



三浦 しをん
三四郎はそれから門を出た

しをんさんの、雑誌に掲載されていたエッセイをまとめたもの。
半分以上は、その「読書好き」が滲み出た、愛の書評でした。
すごく面白く読めました。
なんとなく日常や、その考えに親近感を覚える身としては、とても読みやすくて楽しい!
そして笑わせてもらった…。


あとがきに、

「書評とは、愛の表明であるべきである」

と書かれていたのを見て、まったくその通りだと納得する反面、あまり実行できてないことにうろたえたのでした(^^; いや、愛はあるんだけどね。それがちゃんと伝わっているかは難しいかも。もっと精進すべきなのでしょう。


茅田 砂胡
ソフィアの正餐会―クラッシュ・ブレイズ

「転校してみようと思うの」

超お嬢様学校で起きた、お嬢様失踪事件。
見つかった13歳の少女は、精神崩壊を起こしていて、しかも妊娠が判明した。
いったい彼女に何が起こったのか。
調査を依頼されたルウは、お嬢様学校「聖ソフィア学園」へ向かう。

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学園物をしたいんだなぁって趣旨は分かる。うん。
しかしこれ、「スペシャリスト~」の時も思ったけど、妊娠の状況がありえないと強調し、その謎に期待させといて、オチがいまいちです。
つーか、もうバレバレ。
それと最近、薀蓄が長い。今回は同性愛についての会話が、どうもいつものパターンらしく思えたのでした。

読んだ後、おもしろくないなと思うのに、1日で全部読めてしまう。
その読みやすさには感服します。やっぱ、キャラクターが好きだからかなぁ。